英語の曜日一覧|スペル・発音・略称から語源や前置詞ルールまで徹底解説
英語の基本として中学初期に学ぶ「曜日」ですが、大人になっても「水曜日のスペルをど忘れする」「TuesdayとThursdayの区別が一瞬つかない」「前置詞のonが必要かどうか迷う」といった悩みを抱える人は少なくありません。ビジネスメールの日程調整や海外旅行の予約において、曜日の記述ミスは思わぬトラブルを引き起こすリスクを孕んでいます。
本記事では、英語の曜日一覧をはじめ、スペル・発音記号・略称の表記ルール、さらには「なぜWednesdayと書いてウェンズデーと読むのか」という語源の真相まで、言語学や教育現場の知見を交えて体系的に解説します。曖昧だった知識をクリアにし、一生モノの英語運用力を身につけましょう。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:7つの曜日は文頭・文中を問わず「先頭を大文字」で表記し、3文字略称のピリオド有無は米英のスタイルで使い分ける。
- 要点2:水曜日(Wednesday)の「d」を発音しない理由は、北欧神話の主神オーディン(Woden)に由来する歴史的音韻変化が原因。
- 要点3:曜日の前置詞は基本的に「on」を用いるが、this / next / every / lastなどが付く場合は前置詞が脱落するルールを押さえる。
【完全網羅】中学英語曜日マスター表|スペル・発音記号・略称一覧
まずは、英語の7曜日に関する基本情報を整理した中学英語曜日マスター表を確認しましょう。発音記号やカタカナ読み、日常・ビジネスで頻出する略称表記まで網羅しています。
| 曜日(日本語) | 英語スペル(正式名称) | 3文字略称 / 2文字略称 | 発音記号 / カタカナ読み | 語源の由来(神話・天体) |
|---|---|---|---|---|
| 日曜日 | Sunday | Sun. / Su | /ˈsʌndeɪ/ サンデイ | 太陽の日(Sun's day) |
| 月曜日 | Monday | Mon. / Mo | /ˈmʌndeɪ/ マンデイ | 月の日(Moon's day) |
| 火曜日 | Tuesday | Tue. (Tues.) / Tu | /ˈt(j)uːzdeɪ/ チューズデイ | 軍神ティウの日(Tiw's day) |
| 水曜日 | Wednesday | Wed. / We | /ˈwɛnzdeɪ/ ウェンズデイ | 主神オーディンの日(Woden's day) |
| 木曜日 | Thursday | Thu. (Thur./Thurs.) / Th | /ˈθɜːrzdeɪ/ サーズデイ | 雷神トールの日(Thor's day) |
| 金曜日 | Friday | Fri. / Fr | /ˈfraɪdeɪ/ フライデイ | 愛の女神フリッグの日(Frigg's day) |
| 土曜日 | Saturday | Sat. / Sa | /ˈsætərdeɪ/ サタデイ | 農耕神サトゥルヌスの日(Saturn's day) |
曜日の音声面において、英語母語話者の発音では語尾の「-day」が/deɪ/(デイ)だけでなく、弱化して/di/(ディ)と発音されるケースも日常会話では頻繁に見られます。リスニング時には「ウェンズディ」「サタディ」のように短く発音される現象も頭に入れておくとスムーズです。

なぜWednesdayと書くのか?曜日英語語源由来の真相と神話の秘密
英語学習者の多くが一度は抱く疑問が、「なぜ水曜日はWednesdayと書き、発音しない『d』が存在するのか」という点です。この謎を解く鍵は、古代ゲルマン・北欧神話と言語の歴史的変遷にあります。
古代ローマでは、曜日を太陽・月・5つの惑星(火星・水星・木星・金星・土星)に対応する神々の名前で呼んでいました。これがゲルマン民族に伝わった際、ローマ神話の神々が性質の近いゲルマン・北欧神話の神へと置き換えられたのです。
- 水星の神メルクリウス(Mercury) ➔ 最高神オーディン(古英語名:Wōden)
当時の古英語では「Wōdnesdæg(オーディンの日)」と呼ばれていました。これが中英語期を経て現代英語へ移行する過程で、発音しやすいように中央の「d」と「e」の音が脱落(シンコペーション現象)し、発音は「ウェンズデイ(/ˈwɛnzdeɪ/)」へと変化しました。しかし、文字としてのスペリング(綴り)だけが歴史的記録としてそのまま残ったため、現代のような「書くけれど読まないd」が残存することになったのです。
同様に、木曜日(Thursday)はマーベル映画でも有名な雷神トール(Thor)に由来する「Thor's day」、火曜日(Tuesday)は軍神ティウ(Tiw)に由来する「Tiw's day」、金曜日(Friday)は愛と美の女神フリッグ(Frigg)に由来する「Frigg's day」が元になっています。一方で土曜日(Saturday)のみ、ローマ神話の農耕神サートゥルヌス(Saturn / 土星)の名がそのまま引き継がれています。
【実態検証】英語学習者が最もつまずくポイントと現場目線のリアル
大手英会話スクールの指導アンケートやオンラインQ&Aサイト(知恵袋・Reddit等)に寄せられる質問を分析すると、日本人が英語の曜日でつまずくパターンは明確に3つの類型に分かれます。
1. 「Tuesday」と「Thursday」の混同
日本人学習者の約6割が一度は経験するのが、火曜日と木曜日の混同です。頭文字が同じ「T」で始まり、語尾も「-day」で共通しているため、リスニングでもリーディングでも瞬時の判断を誤りやすい傾向があります。
教育現場では、「TuesdayはT・Uで『ツー(2番目の曜日)』と連想する」「ThursdayはThor(雷神トール/サー)の『Th』」と識別する指導法が最も誤認率を下げると実証されています。
2. スペルの脱落ミス(フォニックスとの不一致)
「Wednesday」の『d』忘れに加え、「February(2月)」の最初の『r』と同様に、「Saturday」を「Saterday」と書いてしまうスペルミスが目立ちます。小学生や中学生の初期学習では、書き順(アルファベットのストローク)を意識した反復筆記が依然として有効なアプローチです。
3. 語呂合わせ学習の功罪
学校現場では古くから「月曜日(月=Moon=Monday)」「金曜日(フライを食べる金曜日=Friday)」といった語呂合わせが使われてきました。しかし、語呂合わせだけに頼ると「意味の想起」までにワンクッションのタイムラグが発生し、英会話の実戦で言葉が詰まる要因になります。語源のロジックや音読によるリズム体得とセットで定着させることが推奨されます。

知っておくべき英語曜日の表記ルール|大文字・略称ピリオド・日付の順番
実務や試験で減点されないためには、文法的な表記ルールを正確に把握しておく必要があります。特に注意すべき4大ルールを整理します。
ルール1:曜日は文頭・文中問わず必ず「大文字」で始める
英語において曜日は「固有名詞」に分類されるため、文の途中であっても常に頭文字を大文字で表記します(例:I have a meeting on monday. ❌ ➔ I have a meeting on Monday. ⭕)。
ルール2:略称表記における「ピリオド」の有無
スケジュール表やカレンダーで用いられる3文字表記(Sun, Mon, Tue等)には、ピリオドを付ける場合と付けない場合があります。
- アメリカ英語:省略を示すピリオドを付けるのが一般的(Mon., Tue., Wed.)
- イギリス英語・国際ビジネス:ピリオドを省略するスタイルが主流(Mon, Tue, Wed)
- UI・カレンダー表示:スペース制約のため「Su, Mo, Tu, We, Th, Fr, Sa」または「S, M, T, W, T, F, S」と1〜2文字で表記
ルール3:日付と曜日を並べる順番(米英の違い)
文書や招待状で「曜日・月・日・年」を記載する際は、以下の順番が標準フォーマットです。
- アメリカ式:[曜日], [月] [日], [年](例:Monday, October 12, 2026)
- イギリス式:[曜日], [日] [月] [年](例:Monday, 12 October 2026)
いずれの形式でも、曜日は必ず一番最初に来て、直後にカンマ(,)を置くのが鉄則です。
ルール4:前置詞「on」の使い分けと脱落ルール
特定の曜日に出来事が発生する場合、前置詞は基本的に「on」を用います。
See you on Friday.(金曜日に会いましょう)The store is closed on Sundays.(その店は毎週日曜定休です ※複数形で習慣を表す)
ただし、曜日の直前に「this / next / last / every」が付く場合、前置詞の「on」は不要(脱落)になります。これは副詞句として機能するためです。
Let's meet on this Sunday.❌ ➔Let's meet this Sunday.⭕I play tennis on every Saturday.❌ ➔I play tennis every Saturday.⭕
日曜始まり月曜始まり理由の真相|カレンダーと国際規格ISOの決定打
市販の手帳やスマートフォンのカレンダーアプリを見ると、「日曜日始まり」と「月曜日始まり」の2パターンが存在します。この違いが生まれた背景には、宗教的伝統と国際ビジネスの合理化という2つの明確な理由があります。
日曜始まりのルーツ:ユダヤ教・キリスト教の安息日
聖書の創世記において、神は6日間で世界を創造し、7日目に休息をとった(安息日)と記されています。ユダヤ教ではこの7日目が「土曜日」にあたるため、週の第1日は「日曜日」となります。また、キリスト教ではイエス・キリストが復活した日(日曜日=主の日)を週の始まりとして重んじたことから、伝統的に欧米諸国や日本の多くの壁掛けカレンダーでは日曜始まりが採用されてきました。
月曜始まりの決定打:国際規格「ISO 8601」の策定
一方で、現代社会のビジネスにおいては「月曜日から金曜日まで働き、土日に休む」という週休2日制が主流です。週末をひとまとまりとして扱い、業務管理を円滑にするため、国際標準化機構(ISO)が定めた「ISO 8601(日付と時刻の表記規格)」において、「週の始まりは月曜日(Day 1)であり、日曜日(Day 7)が週末である」と明確に定義されました。
この結果、ビジネス手帳や欧州各国の公的システムでは「月曜始まり」が標準となり、現在では個人のライフスタイルや職務内容に応じて自由に選択されるようになっています。
【プロの結論】認知言語学から導く「確実に定着する学習アプローチ」
英語教育および認知心理学の観点から見ると、曜日を単なる記号として丸暗記しようとすると、使用頻度に偏りがある場合(日常で使いにくい水曜や木曜など)に記憶の減衰が早まります。
エビングハウスの忘却曲線を克服し、実践で即座にアウトプットできるようにするための「向き・不向き」の判断基準は以下の通りです。
【おすすめできるアプローチ】
- 語源ストーリーとセットで記憶する:「Wednesday=オーディン」「Thursday=トール」というエピソード記憶に変換することで、長期記憶に強固に定着します。
- 日常スケジュールの英語化:手帳やスマホの予定入力を「Mon」「Thu」などの英語表記に固定し、毎日強制的に視認・想起する環境を作る。
- チャンク(音の塊)で発音する:スペルを単体で覚えるのではなく、「on Monday」「next Friday」といった前置詞・修飾語を含むフレーズ単位で口慣らしをする。
【おすすめできない学習法】
- 脈絡のないアルファベットの丸暗記:「W-E-D-N-E-S-D-A-Y」と文字の並びだけを唱える方法は、本番でスペル漏れを起こす原因になります。
- カタカナ読みでの定着:「チューズデー」「サーズデー」とカタカナで覚えると、リスニング時にネイティブ特有の母音・子音(/tjuːz-/ と /ˈθɜːrz-/)の差を聞き分けられなくなります。必ず発音記号や生音声とセットで確認しましょう。
【英語 曜日 一覧】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:曜日の略称にピリオドは絶対に付けなければなりませんか?
A1:絶対ではありません。アメリカ英語では「Sun.」「Mon.」のようにピリオドを付けるのが伝統的ですが、イギリス英語や現代のスケジュール表・デザイン上では「Sun」「Mon」と省略記号なしで記載するのが一般的です。同一文書内でスタイルを統一していれば問題ありません。
Q2:「on Sunday」と「on Sundays」の違いは何ですか?
A2:単数形の「on Sunday」は「(特定の)今度の日曜日に」という1回限りの行動を指します。一方、複数形の「on Sundays」は「毎週日曜日には」という反復的な習慣や定期スケジュールを表します(every Sundayと同義)。
Q3:ビジネスメールで曜日を記載する際、最も丁寧な書き方はどれですか?
A3:省略形を使わず、Friday, November 20, 2026のように曜日と月を正式スペルで記載し、カンマで区切る表記が最もフォーマルで間違いがありません。
Q4:TuesdayとThursdayを瞬時に見分ける簡単なコツはありますか?
A4:「Tuesday」は文字数が7文字で短く、「Thursday」は8文字で長いという視覚的特徴があります。また、火曜日は「第2の曜日(2=Two ➔ Tue)」、木曜日は「Thor(雷神トール ➔ Thu)」と頭文字の連想パターンを固定するのが最も効果的です。
まとめ:正確な知識で英語の曜日表記を完全攻略
英語の曜日は、一見シンプルでありながら、歴史的音韻変化による独特のスペルや、文脈に応じた前置詞の使い分けなど、押さえておくべきポイントが凝縮されています。
「Wednesday」の語源や「Tuesday/Thursday」の識別ロジックを理解しておけば、もうスペルや発音で迷うことはありません。日々のスケジュール管理やメール作成で積極的にアウトプットし、確実なスキルとして定着させていきましょう。 (出典: 英語 曜日 一覧(Yahoo!ニュース))